当ゼミの目的はズバリ、「音楽的であるとはどういうことか」の探求です。

 

当ゼミを発足させた理由は以下の3つの言葉に集約されます。

 

 

 

  1. かつて、1960~1970年代の日本代表する作曲家の一人、宍戸睦郎は、彼が室長を務める某大学の音楽教室の発表会後、反省会の場で講師たちに向けて「皆さん、音楽を教えてくださいね」と言いました。

  2. ロベルト・シューマンは「簡単な曲を美しく弾く事を心がけなさい」と言いました。

  3. ドイツの名歌曲伴奏者ヘルムート・ドイチュは、「日本人は、リストやラフマニノフの難曲を弾くのにシューベルトの初見で弾ける歌曲の伴奏を弾くとなるとどうにも様にならない」と言いました。

     

 

  1. と2.のような発言は、日本の音楽教育に深く根差す問題の表れでもあり、ピアノを教えていながら「音楽を教えていない」状況は日本特有のものでもあります。またそれを自覚しなくとも何となく感じておられるピアノ教師の方も案外多いのではないでしょうか?

 

 

 

ゼミの詳細、内容についてはブログにも掲載していますのでご参照ください。

 

問題意識を持つピアノレスナーさんたちの参加をお待ちしています。